斧アツシさんは、声優としてアニメや映画の吹き替え、ナレーター、CMと多方面で声の出演をされています。
斧さんは俳優としての長い下積みを経て40代で声優へと転身した異色の実力者としても知られています。
今回は、
- 斧アツシさんの経歴
- 斧アツシさんの俳優から声優へ転身したエピソードなど
についてまとめてみます。
斧アツシの経歴まとめ!

ここでは、そんな斧アツシさんの経歴と歩みに迫ります。
斧アツシの経歴
斧アツシさんは1961年9月9日生まれ、神奈川県横浜市出身です。
身長178cm、血液型はO型。剣道初段の資格も持っています。
現在は大沢事務所に所属し、ナレーターや声優としても多くのメディアで活躍しています。
本名も「斧アツシ」であり、芸名ではない点も特徴です。
俳優としては1980年代から活動しており、声優として本格デビューしたのは2004年。
声優としての最初の出演作は『幻星神ジャスティライザー』のサイバーナイト・ザウラス役でした。
また、名古屋でタレント活動を行っていた時期には、披露宴司会者として700組以上の門出を祝ったという異色の経歴もあります。
斧アツシの経歴は俳優から声優へと転身した遅咲きの実力者

俳優として長年活動しながらも「売れない役者」として苦労が絶えなかった斧アツシさん。
しかし40歳を過ぎてから新たな挑戦を始め、声優として再スタートを切ります。
その人生は、まさに努力と粘り強さの賜物といえるでしょう。
苦難の中で見つけた才能のエピソード
斧アツシさんは子供の頃から演技に憧れを抱いていましたが、一度は現実的な理由から夢を諦め、さまざまな仕事を経験しました。
29歳の時に劇団のオーディションを受けて入団し、32歳で名古屋に移ってタレント活動をスタート。
- ドキュメンタリー番組・CMナレーション
- グルメ番組・旅番組のリポーター
- 結婚式の司会者(700組以上)
- NHK『中学生日記』『大河ドラマ』への出演
しかし、中々俳優として活躍する機会に恵まれず「売れない役者」の状態が続き、生活費もままならず苦しい日々を続けていたようです。
そんな中で俳優、リポーター、ナレーター、司会者と幅広く活動し、40歳で声優という新たな道に挑戦します。
そのきっかけとなったのが、NHKで再放送されていた『ビバリーヒルズ青春白書』の吹き替えでした。
小杉十郎太さんの演技に感銘を受け、声優の世界に飛び込む決意を固めたといいます。
42歳で東北新社の「映像テクノアカデミア」プロ専科に入所し、声優未経験の中で苦悩しながらも経験を積み重ねました。
2004年に大沢事務所にジュニア登録され、新聞配達をしながら生活を支えつつ、少しずつ声優としての道を切り開いていきます。
中でも印象的なのが、小林清志さんへの強い憧れです。
斧さんは小林さんに対し尊敬をしており『ルパン三世』の次元大介役を引き継ぐことを目標に掲げ、過去作のセリフを自ら書き起こして練習を続けていたといいます。
しかし、次元大介の役を引き継ぐことができませんでした。
その時には相当落ち込んだようですが、その努力は、2025年に報われました。
小林清志さんが担当していた『ネバダ・スミス』のキャラクター、ビル・ボードリー役の吹き替えを斧さんが担当することになったのです。
「一つの夢が叶った」と語るその瞬間は、長年の想いが実を結んだ証でもありました。
また、自然な芝居にこだわる姿勢も彼の魅力です。
音響監督・明田川仁さんから「どこまでが素で、どこからが芝居かわからない」と評されたことに、斧さんは大きな喜びと達成感を感じたといいます。
現在は『鬼滅の刃』『ガンダム 水星の魔女』『慎重勇者』など人気作に多数出演し、ナレーターとしても幅広く活躍中。
声優となった現在は生活も安定し充実した日々を過ごしています。
斧アツシさんの歩みは、年齢に関係なく夢を追い続けることの尊さ、そして諦めず挑戦し続けることの大切さを教えてくれます。

40歳で声優の道に進んだっぴね!
憧れていた小林さんの役を引き継げるまでの実力があるっぴね。
役が決まった時は相当嬉しかったんじゃないっぴか?
何歳になっても諦めない気持ちは大切だっぴね!
まとめ
今回は、俳優から声優へキャリアチェンジして活躍している斧アツシさんの
- 斧アツシさんの経歴
- 斧アツシさんの俳優から声優へ転身したエピソードなど
についてまとめてみました。
斧アツシさんは、幼少期から演技に対して興味があったようです。
しかし当時は、理由があり一度は演技の道を断念し他の職を転々としていたようです。
29歳と少し遅くに劇団に入団し、タレントとして活動を続けていたようですが、中々花開かず収入も安定していませんでした。
そんな中40歳にして声優の道を歩み今では、憧れていた小林清志さんが担当した役を受け継ぐことができました。
斧さんは苦しい時を過ごしてきましたが、40歳で転身した声優という職業にも立ち向かい、子供の頃から好きだった演技と憧れの小林さんの役というビックな願いを叶えられました。
これも全て諦めなかった斧さんの力そのものですが、いつになっても夢は目指せると勇気を与えてくれるようなエピソードでした。
これからも斧さんの活躍に期待していきましょう。